「パラメータ」は、「エクスポート条件画面」の出力形式で「eml形式」または「テキスト形式」を選択したときに使用できるファイル名の付け方です。
メール本文中からパラメータ文字と同じ文字から始まる行を検索し、 パラメータ文字以降の文字をファイル名に設定します。
より複雑な条件で検索したい場合は、正規表現を使用します。
正規表現の最初の()にマッチした文字をファイル名に設定します。
正規表現の文法については「正規表現の文法」をご覧下さい。
ファイルの拡張子は、出力形式によって決まります。
「eml形式」のときは「.eml」に、「テキスト形式」のときは「.txt」になります。
同名のファイルが存在するとき、ファイル名には連番が割り振られます。
連番の桁数は、「エクスポート条件画面」で指定できます。
eml形式で出力する場合の例です。
メールの本文が次の時、
注文番号:0001
商品名:Word入門
金額:1000
注文番号:0002
商品名:Excel中級
金額:2000
パラメータ文字を「商品名:」とします。
エクスポート処理では、メール本文を先頭から1行ずつチェックしていきます。
2行目の「商品名:Word入門」の行で、パラメータ文字「商品名:」と一致します。
エクスポートしたファイルのファイル名は、
Word入門.eml
になります。
すでに、同名のファイルが存在するとき、ファイル名は、連番が割り振られます。
Word入門(2).eml
連番の桁数は、「エクスポート条件画面」で指定できます。
eml形式で出力する場合の例です。
メールの本文は次のような形式です。
郵便番号=123-4567
住所=…
まれに、郵便番号に「〒」がついているメールもあります。
郵便番号=〒123-4567
住所=…
「〒」がないメールは「郵便番号=」以降をファイル名にしたい。
「〒」があるメールは「郵便番号=〒」以降をファイル名にしたい。
このような場合は、正規表現が有効です。
パラメータ文字を次のように設定し、「正規表現を使用する」をチェックします。
郵便番号=〒?(\S)
このようにすることで、「123-4567」をファイル名とすることができます。
「?」や「\S」の意味については「正規表現の文法」をご覧下さい。